<過去のメルマガ>

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前回のメルマガ、たくさんの方々から感想をいただき
共感する人がとても多く、ますます意を強くしました。
ありがとうございました!

「何か決断すると、邪魔をするものが現れる!」
まさにその通りでした。
私が県職員を辞めて農業をすると決めたとき
私の親は親戚から「お前んとこの子どもは一番優秀と思っていたのに一番バカやった」と言われ、
私は親から、「辞めるなら親子の縁を切る」とまで言われ、
上司からは「おまえが農業できるわけないやろ!」
そして実際辞めたら、まわりからは
「なんか警察沙汰なことをしてやめさせられたんやろう」と言われました。

でも、これだけ否定され馬鹿にされ、コケにされたことこそが、
その後のうまくいかない苦しい時も、
決してあきらめようとせず、乗り越える力になったわけで、
今ではとても感謝しているんです。

何か苦しいこと、いやなことが起きたとき、
どうして? 私は悪くない! 
あの人のせいで・・ あのことが起きたせいで・・
と思いがちですが、それでもなんとか困難を乗り切ったとき、
後から考えると、あんなことがあって本当に良かったって思うことが多いですよね。

「知覧特攻平和会館と菌ちゃん野菜作り」

僕は悲しい、かわいそうな話はあまり好きではありません。
例えばアニメのフランダースの犬を見てもあまり泣きません。
ウソだと言い聞かせて、心をシャットアウトしようとします。
でも母をたずねて三千里を見た時は、毎回大泣きしてしまうのです。
庶民の哀しさと優しさ、愛おしさを感じて心がふるえてしまいます。

そんな僕に、敬愛する永伊智一監督から、
「神風特攻隊の出発基地だった知覧に一緒に行かないか」と誘われました。
永伊監督は、東京、大阪、名古屋、福岡でセミナーを開催しておられて、
食や歴史などこの世界の本質的な情報を得たり、自分の行いや食習慣、生活習慣を正すため、
僕も毎月参加していて、
その先生からの誘いですから僕にとって断ると言う選択肢はなく、
10名の仲間と同行することになりました。

※ちなみに、永伊監督が週2回出されている無料メールニュースの登録はこちらです
https://f.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=bm27693dr&task=regist

知覧で現場を見て、話を聞いて、
あまりに悲しすぎる話には心をシャットアウトしながら涙しました。
話だけで聞くのと、実際に現場に行き、残存物を見ながら話を聞くのとでは
大きな違いがありました。
それは、知覧旅行後、日々の仕事に追われているのに、
その折々に、知覧のあの現場のことがじわじわと蘇ってきて、
心に刺さってしまうのです。

特攻を命ぜられた青年たち
数日後には・・あさってには・・明日には・・今日は!
命を散らさないといけない・・
それを20代の子たち、一番若くて17才の少年がですよ!
その言い表しようのない、狂いそうな恐怖・・・
でもそれを、どうやってでも守りたい大切なものへの愛情の力で、押し殺そうとする・・
その感覚を、時折、僕自身がほんの一瞬でも感じてしまうと、
怖すぎて、すぐ心をシャットアウトする・・
その繰り返しです。

そして、愛するわが子を特攻に送り出す母の気持ちなんて、
その時のあまりにも切なすぎる想いが、
時々、僕の心の中で蘇ろうとする手前で、心をシャットアウトしてしまう・・
そんな調子です。

あんな体験は僕は絶対にしたくないです!
する必要なんて、ないです!!!

1人1人は誰もこんな心と体の激痛を感じたくないのに、
人はなぜ、争い、戦争をするのだろう・・

戦争をさせたい人たちがいるから?
お金を増やすことを楽しんでいる超富裕者たちがいるから?
それよりも、
その人たちからの命令通りに、兵器を作り、戦争をする人たちがいるから?

だって、やらなきゃ、やられてしまうから。
だって、生きていくためにお金が必要だから。
そしてプロパガンダによって、それが正義と信じて・・

これって今も続いているのかもしれない・・
体に良くない食品や薬を作り、より利潤を上げるためにそれを売りまくり、
それを良いものと信じて使う人がいる。

もう、そこから人類が脱却する日が近づいていると、僕は信じます。
自分だけ、家族だけの幸福を求めるのではなく、
相手にも愛おしい家族がいる。
お互いがそのことを思いやり、愛おしく想えばいいだけ

多くの人が菌ちゃん野菜作り体験することで、そんな社会が実現していくのではないかと
僕は強く期待しています。

自然の生きものたちの暮らしは、競争社会ではなく、
神わざのような仕組みの共生社会になっていることを実感できます。
害虫が、病原菌が、モグラが、雑草が、
私たちの敵ではなく、とても重要な仕事をしてくれていたという事実を体験して、
これまでの価値観がくずれ、感動します。
この土づくり野菜作り体験の中で、徐々に、
多くの生きものたちが、自分も含めて、地球の兄弟のような、
そんな肌感覚が醸成されていきます。

その自然界に、今日までずっと愛され生かされてきた自分を感じると、
人同士も、同じお母さんの愛情を受けて育った兄弟のように感じてくるはずです。

そして、そうは言っても、自然界はただの仲よしこよしではく、手強い敵が存在し
だからこそ、鍛えられ強くなっていけることもわかります。
そして、敵との戦いで、強いものが弱いものを駆逐するのではなく、
なんと、次第に敵と共生していくことが多いのです。
つまり、強いものには、優しさがあるのです。
優しいものこそが、強くなれるのかもしれません。
殺し合いから共生の時代に移るために、
優しいものこそが、強くならないといけないのです!!

この自然界の理を、1人1人が体感したら、
氾濫する誤情報にだまされなくなるし、
やがて人間社会も変わっていくはずです!

自分の命を犠牲にしてまで大切なものを守ろうとしたあの少年たちに申し開きができるように、
僕は自分の役割を真剣に果たしていきたいと
さらに感じるようになりました。

現場に行くことは、話を聞くことと同じではありませんでした。
日々の生活の中で、あとからいつまでも蘇ってきます。
あまり行きたくなかった僕を、一緒に連れて行ってくれた永伊監督に感謝感謝です。


先日、菌ちゃんのウネ作り屋さんになるための研修会を行いました。
これで3回開催しました。また来春も開催予定です。

菌ちゃん農法が、これからの未来をより良くするに違いないと確信した、熱い心の同志たちが
全国から菌ちゃんふぁーむに集まってきて、
みっちり実演と座学をして、最後に厳しいテスト問題を解いて、
晴れて新たにウネ作り屋さんとして加わりました。
現在、ウネ作り屋さんは日本全国で90名になりました!!
その名簿は https://kinchan.ocnk.net/page/13

すでに次から次に依頼が来て、予約が10件以上たまっている人もおられます。
よろしければご活用下さい。
労力的に高ウネ作りは難しいけど菌ちゃん野菜を育てたい人など、お勧めです。
戸建て住宅の小さな庭に菌ちゃんウネを作ったら、
毎朝野菜の生長を眺めて、好きなときに野菜を収穫出来ますね。
菌ちゃんのエサの確保ができない人は、エサの運搬だけ頼むことも出来ますよ。

ブロックで50cm程度の枠を作ってその中でこの菌ちゃんの土づくりをしたら、
車椅子で横づけして野菜を植えられます。
だから老人ホームやリハビリ施設などでも、菌ちゃん野菜が育てられますよ。
そのような方々は、たっぷり時間をかけていっぱい愛情をそそぐことが出来るので、
普通の人が育てるよりも、もっと立派な野菜が育つ可能性が高いんです。
どこかがやり始めたら、その効果に驚いて急激に広がっていくかも!!!

※菌ちゃん野菜作りオンライン講座を申し込むと
これまでの膨大なQ&Aがたまっているので、
質問に近いQ&AをAIが集めてきてくれます。
講座の詳細は、https://lp.career-ark.co.jp/kin_course_all


これまで、菌ちゃんげんきっこを3cm以内の厚さで発送するために
袋をたたくなどして、できるだけ薄くして発送していましたが
そのため発送作業に時間がかかり、
さらにそうやっても3cmをオーバーすることもありました。

そこで、内容量を60gから58gに変えることにしました。
2g減らすことで、3cm以内に収まりやすくなり、スムーズな発送作業ができるようになります。
値段はそのままなので、微妙な値上げとなってしまうこと、
どうぞお許しください。

菌ちゃんげんきっこ普通タイプは、本日のご注文分から58gになります。
吸収率強化タイプ、昆布なしタイプ、オメガ3強化タイプも、順次、58gに変更されます。
微粉末のグリーンタイプは50gのまま変わりません。

またエゴマの生産コストが高いため、オメガ3強化タイプだけ、
これまでは1袋定価650円でしたが、12月1日から700円に値上げさせてください。
どうかご理解くださいますようお願い申し上げます。

真宗大谷派名古屋別院での私の講演が公開されました
お坊様や仏教に興味のある方々が対象だったので、
有機農業に携わってみて感じた自然界の神業のような仕組みについて話しました。
後半の対談まで含めると1時間17分です。
よろしければ、時間を作って見て欲しいです。
https://www.youtube.com/watch?v=9EnnyiPD9gQ

※重要情報の中のQ&Aの中のQ7:草の利用法について
この中で、やわらかい草、収穫残渣、硬い草などをどう活用したらよいか、
説明文をわかりやすく加筆修正改良しましたので、再度目を通して下さい。
⇒ https://kinchan.ocnk.net/page/2

※販売開始したばかりのアナスタシア最終刊がすぐ品切れになってしまいましたが、
再版開始しました。
.
こんな本が世の中にあったなんて!!
私は、この本に出会って、私たちの活動がまちがっていなかったことを確信し、
未来に希望を持つごとができました。
.
ジャンル分けすると精神世界系の本になるのかもしれません。
この内容に懐疑的な人も多いようですが、
私は、これは現実に起きた物語なのだと思っています。
多くのロシア国民がこの本を読み、感動し、実際に行動を始めたことで、
ロシアの政策がすでに動き始めているのです。
.
アナスタシアの夢物語のような提言から、
2016年、プーチン大統領は極東の土地を国民に無償提供する制度に署名し、
すでに計4300件の土地提供が認められ、
2017年2月には申請資格が全国民に拡大されました。
アナスタシアの夢に共鳴して、その現実化のために、
ロシアでは草の根のところから徐々に変化が始まっているのです!
.
それくらい、この本は影響力とインパクトがあります!!
.
これだけでは何のことかわからないと思いますが、
「今後私たちの社会はどうなっていくのか・・」
未来に不安を抱いているあなたにはぜひ読んで欲しいです!

9巻最終巻の主なテーマは、
 隠された大宇宙の法則、
 未知の文明からのメッセージ、
 サイコ・テレポーテーション、
 愛の強化方法、
 人間を蝕むウイルスの正体、
 地球規模の大災害を防ぐ方法、
 私たちの使命
などで、世界に不穏が続く中で、調和と幸せをもたらす内なる力を目覚めさせる、
灯台のような本です。

読んで感動した方は、ぜひお便りをお寄せ下さい。

購入はこちら https://kinchan.ocnk.net/product-list/3
※群馬県の農林大学校では、菌ちゃん農法について実証試験を行っています。
昨日、その様子を見に行きました。
HPのほうに写真を貼っています。
⇒ https://kinchan.ocnk.net/diary
7月に作った無肥料の菌ちゃんウネに、キャベツ苗を10月に植えていて、
それがすくすくと育っていました!



ただ、ウネがやや低めであることと、以前の肥料がまだ残っていたかもしれないので、
その肥料で大きくなっている可能性も捨てきれません。
そこで、すぐ近くで育っている肥料を入れて育てているキャベツと、
無肥料菌ちゃんウネのキャベツについて
今後、土壌のEC(肥料の濃度)とキャベツのビタミンC等を測定することになりました。
測定結果で、
菌ちゃんキャベツの土が、肥料濃度がはっきり少ないことや
菌ちゃんキャベツのほうがビタミンCの濃度が高いことが示されれば、
糸状菌活用の菌ちゃん農法が、群馬県の農林大学校でも実証されたことになります。

また、無肥料菌ちゃん農法の特徴として、
運動場や庭など、有機物も微生物も少なく、野菜が育ちにくい土でも
糸状菌が伸びさえすれば野菜が育つという点が挙げられます。
そこで、これからもし食糧危機が来たときの対策として
運動場のような土地で菌ちゃんウネを作ってみることになりました。

群馬県の農林部のみなさんは、
有機農業、そして無肥料の菌ちゃん農法の可能性に魅力を感じ、
何度も菌ちゃんふぁーむまで足を運び、実証試験も始めて、
今後もさらに研究を進めていく予定で、
群馬県は一番風が当たる先頭を走ってくれています。
そうすると、他の県がそのあとを走りやすくなります。
今後の活躍を楽しみにしています。


※本日(土曜)の伊勢崎は満席ですが、
明日(日曜)の前橋での講演はまだ余席あります。マルシェと同時開催です。
来週は秋田で講演です。参加お待ちしています。
詳細は https://kinchan.ocnk.net/page/3


※雑誌「やさい畑」で菌ちゃん農法の連載が始まりました。
ネットショップでも販売中
https://kinchan.ocnk.net/product-list/3


※菌ちゃん農法 改善情報
この秋から、ウネの上部に載せる有機物を土と混ぜるように改良していて、
HPの重要情報の中のQ3 https://kinchan.ocnk.net/page/2
に書いていましたが、さらにわかりやすく改良、加筆しました。
確認をお勧めします。
菌ちゃん野菜の作り方通信講座に加入している方には
このこと改良について、詳しく説明しながら実演した動画を数日前に配信しています。
通信講座の紹介はこちら https://lp.career-ark.co.jp/kin_course_all


※就活サイトの「マイナビ」さんが菌ちゃんふぁーむに来て
私へのインタビューがあり、下記YouTubeで紹介されました
https://www.youtube.com/watch?v=9_TvEODXxzs
家庭菜園の季刊誌「やさい畑」最新号で、菌ちゃん野菜作りの連載が始まりました。
高ウネにして糸状菌を活躍させることで野菜が育つ菌ちゃん農法は
今の世界情勢の中、肥料なしで食べものが自分で作れて安心できる!
身近にあるものだけでできて、菌ちゃんががどんどん太くなるのが見えて、面白い!
そんな理由から、日に日に実践者が増えています。

多くの実践情報が増えるにつれ、細かな技術が少しずつ改善されています。
また、菌ちゃん農法なら始められそうということで、全く初心者の方も増えています。
そこで、最新の方法を、出来るだけイラストで詳しく伝えるために、連載が始まりました。

他にも、土づくりについて、マンガでわかりやすく伝える特集も掲載。

よろしければ、書店や当ネットショップでお買い求めください。
⇒ https://kinchan.ocnk.net/product-list/3




※アナスタシアシリーズ、とうとう最終刊、第9巻も販売開始です。
9巻の主なテーマは、
 隠された大宇宙の法則、
 未知の文明からのメッセージ、
 サイコ・テレポーテーション、
 愛の強化方法、
 人間を蝕むウイルスの正体、
 地球規模の大災害を防ぐ方法、
 私たちの使命
などで、新しい時代へ移行するための必須内容となっております。
世界に不穏が続く中で、調和と幸せをもたらす内なる力を目覚めさせる、灯台のような本であると言えます。
新しい時代を謳歌するための一助にしていただけましたら幸いです。



今回のテーマは<菌ちゃんげんきっこをなぜ宣伝するのか?>です。

それはもちろん、菌ちゃんふぁーむとして収入が欲しいからでしょう・・
でも、それだけではないんです!

菌ちゃんげんきっこの開発のめどが立ったとき、
最初から、これは広がる、広まらないといけないと決めました

不定愁訴、産後うつ、統合失調症、更年期障害、アレルギー症状・・
症状はいっぱいあるけど、
それって、現代型の栄養失調症が根本原因かもしれないのに、
どうしたら良いのかわからなくて困っている大人の人をたくさん見てきました。
また、多動などで困っている子どもさんの食べているものを見たとき、
まずは食べものを変えるのが先決と確信しました。

だからといって、食改善を勧めても、食の効果に対して半信半疑で、
実践の意欲がわかない人をたくさん見てきて
歯がゆい思いをたくさんしてきました。

それであるとき急に、
とりあえず、今食べているものに加えられて、改善できるような、
発酵力と微量栄養素が濃縮したものを作ろうと思い立ったのです。

サプリメントではなく食品として、
困っている方々が試しに使えるように
誰でも買えるような、できるだけ低価格にしたい!
その開発のために講演の謝金を投資しようと決めました。

それで、できるだけ低コストで高品質になるよう、
最初から菌ちゃんげんきっこ用の菌ちゃん野菜を大量に植え、
大きな乾燥機を買い、
収穫や乾燥の方法なども改善を続けたんです。
スタッフのみんな、使った人の喜びの声を励みに
本当によく働いてくれました。
菌ちゃんふぁーむの菌ちゃんたちが、
菌ちゃんげんきっこを通して、みんなのおなかに定着し、
ますます元気にしてくれますように・・
そう願いながら作業するようになりました。

今では生産量が増え、様々な局面でコストが下がり、
この低価格で、ちゃんと収益が出せるまでになりました。

少し問題があるとしたら、
今現在、健康な人が、買ってくださる割合が多くて、
それはとてもありがたいのですが、
やはり、本当に困っている人にも一度使ってみて欲しいのです。
使ってみることで、
私たちの体は食べもので毎日作り替えられていて、
食べもので、心や体の動きが大きく変わってくることを実感して欲しいのです。

それで、周りの困っている人に勧めたり、一緒に買ってくれる優しい方々のために、
菌ちゃんげんきっこ10個割引セットという、さらに安い設定を作りました。

どうか、多くの必要な方々に、菌ちゃんげんきっこが届いていきますように・・

購入はこちら https://kinchan.ocnk.net/product-list/1
自然物を使った無施肥の菌ちゃん農法は、
全国の事例を見て回ったり、また菌ちゃんふぁーむでの新たな経験を積み
年々少しずつ改良を重ねてきました。

オンラインの動画での講座でしたら一度購入されると、
翌年も翌々年も、最新の方法が動画で紹介されますが、
昔のYouTubeだけ見ても、現在の方法とはだいぶ違っているんです。
「菌ちゃん野菜作り&菌ちゃん人間つくり」や「菌ちゃん農法」の本も、
出版後にいくつか改善したところがあります。
改善情報は、そのつど下記HPの重要情報のページに掲載しますので、時々見て下さい
 https://kinchan.ocnk.net/page/2

全国各地の無肥料の菌ちゃんウネを見て回って、
特にこれが改善できていないことが多い、という点を以下に挙げますので確認して下さい。

□ウネが低い 
ウネの上部に菌ちゃんの食べものを乗せる前の段階で、溝からのウネの高さは45cm以上にします。ただし、畑がかなり急な斜面だったり、とても乾燥しやすい砂土の場合は、それほど高くする必要はありません。
それから有機物を乗せ、土を乗せ、マルチをかけた段階では、55cm程度になります。3か月経過した植える頃には少し低くなりますが、45cm以上になります。
以上のように高くなくても、秋冬野菜はうまく行くことも多いですが、夏野菜の梅雨時期など大雨が続くと途端に糸状菌が弱まり、野菜が肥料不足になったり弱くなります。
現在低すぎるウネを高くする方法はHPの重要情報の中のQ&Aをご覧下さい。

□重しを置く場所と距離がちがう
 ウネの肩付近に載せます。重しと重しの間の、重しのない部分の距離は20cm程度です。広すぎるとエサが乾きすぎて糸状菌が食べられません。

□土の重しが雨で流れて小さくなっている
 重しの下の黒マルチを少し破ってみて下さい。晴天が続いていても土が湿っていれば、その重さでもOKです。雨で流れやすい土の場合はポリ袋や黒色の土嚢に土を入れてから乗せてください。

□米ぬかや堆肥を入れている
 チッソ分をある程度含んでいるものを入れると、空中チッソを固定してくれる細菌が必要なくなるので定着してくれません。そうなると毎回堆肥等を入れないと育たなくなります。

□菌ちゃんのエサに、草だけ使っている。
ススキやセイタカアワダチソウくらい硬い草ならそれで大丈夫ですが、柔らかい草を使うと細菌類が食べます。糸状菌が食べない限り空中窒素を固定する菌は育ちません。草なら固くても柔らかくても、草専用のより簡単な土づくりがあります。詳細はHP重要情報のQ&Aをご覧下さい。

□ウネの上部に乗せた有機物を土と混ぜていない。
 混ぜなくても構いません。糸状菌は空気が好きなので最近まで混ぜない方法で説明していました。ただ、少し混ぜて有機物がやや下に潜っても、糸状菌の繁殖はそれほど遅くならないことがわかり、かえって干ばつ時には糸状菌が活動しやすくなり、何より植付の際、有機物をよけずにそのまま土を強く押して植付や種まきが出来るので、作業がとても楽になります。
45cmのウネに有機物を乗せ、その上に土を薄く乗せたら、ウネの上から深さで約20cm程度をスコップか爪ぐわでよく混ぜます。
有機物が大きめ等で混ぜにくい場合は、40㎝のウネに有機物を乗せ、その上に土を乗せてその土を有機物の間の余白に落とし込んでください。
ただし、有機物が固い草の場合は混ぜると細菌類が食べやすくなるので、従来通り混ぜないで下さい。


以上詳しくは菌ちゃんふぁーむHPの「重要情報」のQ&Aの中で説明してあります。
今回は化学肥料の液肥について

化学肥料と言っても、窒素N,リン酸P、カリKそのものを化学的に合成することは出来ません。
多くは天然鉱石から精製したものです。
ただ、窒素は天然鉱石から取り出していると、やがて底をつくため、
現在は空中の窒素に水素(天然ガス由来)を反応させて作っています(ほぼ全量輸入)

それに対して、木など自然物を使った菌ちゃんの土づくりでは、
空中の窒素を微生物の力で、植物が吸える窒素肥料に変えています。
ということは、天然ガスを使うのか、微生物の力を使うのか
という大きな違いがありますが、
空中窒素から作っている点においてはどちらも同じです。
つまり、化学肥料自体が何か有害というわけではありません。

ただ、菌ちゃんの土づくりの場合、
使われる自然物はもともと健康な生命体だったのですから、
ミネラルなど、生命に必要な全ての成分を当然含んでいますが、
化学肥料の場合は特定の成分だけしか含まないので、
使いすぎるとミネラルバランスが崩れ、病害虫が発生しやすくなります。

そして何よりも、化学肥料を微生物は食べられないので、使いすぎると、
菌ちゃん野菜のパワーの源泉である、一番大切な「微生物」さんが、
土の中で増えてくれないのです!!

そんなわけで菌ちゃんふぁーむでは化学肥料は基本的には使いませんが、
化学肥料自体が悪いものではないのです。


これまで土づくりは5年かそれ以上かかると言われていました。
それはその通りなのですが、
菌ちゃん農法だとたった3か月で、(土づくりは未完成なのに)、
菌糸と野菜の根(苗またはタネから発芽した根)が直接つながることで、
元気な野菜が育ってしまうという、すごいことがおきるようになりました。

ただ、やはり3か月では、まだ菌ちゃんが土全体に増えているわけではなく、
そのため、野菜のタネや苗を植えたとき、
たまたま菌糸が近くにいたら、菌糸と野菜がつながって、野菜はグングン育つのですが、
菌糸が近くにいなかった場合、ほとんど育たないのです。

そこで、菌糸が野菜の根まで到達するのを待つのではなく、
根のほうも伸ばせば、速くつながることができると考えました。
そのためには野菜自体に一時的に肥料を与えたらいいわけです。
つまり、すぐに肥料が効いて、かつすぐに消費されてしまった方が、
菌ちゃんが働きやすくなります。
それには、化学肥料主体の液体肥料が一番良いのです。
それで、このたび、植付の時だけ使用する液肥として、
化学肥料を小分けすることにしました。

以上、菌ちゃんふぁーむで化学肥料を小分けして販売開始した理由を書きましたが、
これはひとつの考えです。
化学肥料は一切使わないと決めて、有機肥料で液肥を作って使う人も素晴らしいし、
そもそも液肥なんて使わないで育てる人もおられるわけです。

化学肥料があったからこそ、多くの人類の食糧が供給できたわけで、
今現在、慣行農法で栽培している人は、
人々みんなが生きるための食糧をまかなってくれている大切な方々です。
ただ、もうそろそろ、自然の循環の原理に沿った食糧を生産する人の割合が増えていかないと、
地球環境は限界に近づいている気がします。
でも、農業で生計を立てている方々は、そう簡単には転換できません。
だからまずは、とびきり元気で病害虫に強く、
なによりもはっきりと味に違いのある菌ちゃん野菜作りが
市民の方々の間でどんどん広がっていくことで、
やがて、自然の循環に沿った農業に切り替える農家が増えてくると思うのです。
そして、みなさまの実践と発信によって、実際その通りになりつつあるので、
本当にありがたく、ありがたく、ワクワクしています。

★植付の時だけ使う液肥 購入はこちら
https://kinchan.ocnk.net/product-list/7