2025年4月

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京都市の保育士だより「ほほえみ」に3回連載しました。

第一話
 子どもたちと菌ちゃんの高ウネを作るとき、どんなふうに伝えたら良いか
第二話
 できたウネで実際に子どもたちと野菜を育てていく時の面白いエピソード
第三話
 子どもがもっと健康になるために、菌ちゃん野菜体験を使って、どんなふうに幼児へ伝えたらいいか
.
全国に広がりつつある無肥料の菌ちゃんうねですが、
これを「幼児たちと」実践することのすばらしさ!
またそのときの言葉かけのコツがわかると思います。
これを読んだら、全国の幼稚園保育園で菌ちゃん野菜作りが広がってほしいなあ・・
また、幼稚園保育園に限らず、これをお父さんお母さんが読めば、
各家庭で子どもたちと一緒に野菜作りがひろがっていくかも。

 

「種はどんなものを入手したらいいですか?」
講演会でよく出る質問です。

菌ちゃん農法の場合、市販の種や苗で、特に問題なく育ちます。
でもせっかくなので、次のことも考慮してほしいです。

1.食糧危機への対応を考えるとき、何が問題かと言えばやはり肥料です。
菌ちゃん農法なら、今厄介者になっている竹や木から肥料ができるので、痛快です。
そうすると、あとは種の問題です。
はたして来年も種は売っているのだろうか?
気候変動や戦争などで、もしかしたら種不足になる可能性も低くはありません。
その時に備えて、日本の種苗会社がこれからもしっかり種を作り続けられるよう、
日本の種苗会社が作っている種を買ってください。
大きいところで「サカタ」や「タキイ」がありますが、
どちらも外国資本に取られていない、日本の会社です。


2.種って、毎年同じ所で育てると、その土や気候にだんだん適応して育ちやすくなります。
そのことを「順化」と言います。
つまり自分で種を取って翌年その種を植えることで、より元気な野菜が育つわけです。
何よりこれで循環が完結し、自分で取った種で育てるので愛着もひとしお!
ますます野菜作りが楽しくなるでしょう。

豆類、スイカ、カボチャ、トマト、きゅうり、オクラ、ニンジン、大根、小松菜などは
初心者でも簡単にタネ取りできますよ。
どの親株を選ぶかとか、外から花粉が来ないようにするとか
初心者ではやや難しいですが、
それで育ちにくくなったり、ばらつきがひどくなったら、また種苗店から買えばいいわけです。

 

補足すると、小松菜などアブラナ科の野菜は、菜の花が咲いて、
ほっておくと種が出来るので、種取りはとても簡単ですが、
菜の花同士は交雑するので、いろんな葉っぱの野菜が育ってしまいます。
菌ちゃんふぁーむでは、
種取りする株のまわりにあるアブラナ科のものは収穫して開花がないようにして、
かつ種取りする数株については防虫ネットで囲むことで、
虫たちがよそから花粉を持って来られないようにしています。



タネ取りする場合、交配種(F1)の種は使えません。
固定種、在来種のたねを購入して下さい
購入先のお勧めは自然農法国際研究開発センターです。
こちらから購入できます⇒ https://shizentane.jp/

ここなら、無肥料で育ちやすい野菜を選抜していますし
なにより、日本国内で選抜、採種しているんです。
国産の種をどんどん作ってくれたら、いざという時安心ですね。

種の値段は高めですが、その野菜の種を自分でとってまいて良いのですから、
断然安いと言えます

また、ここは交配種(F1)も販売していますが、これも種取りできるそうです。

ほとんどの交配種は、遺伝的に遠いもの同士を交配させることで、
雑種強勢が最大限発揮されて、しかも性質がほぼ均一の同じ野菜ができて
栽培上とても便利なのですが、
その野菜からまた種を取ると、
遺伝的に広範囲な、性質が見事にバラバラの野菜が出来てしまうので、
とても栽培には向かないのです。

ところが、自然農法国際研究開発センターの場合、固定種だけでなく、
雑種強勢の効果を出すために交配種も作っているのですが、
父方と母方は遺伝的にあまり遠くないため、
その野菜からタネ取りしても、バラツキは大きくはないそうです。
ですから、交配種であってもたね取りして栽培し、
できた野菜を自分なりに選抜してまた種をとれば良いわけです。

しかもここで販売している交配種は雄性不稔系統を使っていないことがわかりました。

なので、開花時に、花から一つ一つ、おしべを手作業でとることで交配種を作っています。

 

また、野菜苗セットも売られていました。
購入は自然農法国際研究開発センターのたね 
https://www.infrc.or.jp/seeds/

以下でも、自家採種できるタネを中心に取り扱っています。
光郷城畑懐 https://kougousei-hafuu.jimdo.com/
鶴頸種苗流通プロモーション https://kakukei-seeds.amebaownd.com/
たねの森 http://www.tanenomori.org/

 

今回のテーマは
なぜ菌ちゃんげんきっこはそんなに効果があるのか?
です。


野菜の乾物率はおよそ12%です
菌ちゃんげんきっこ普通タイプ1袋60g中に野菜は33g入っています
(残りは、トビウオ、イリコ、椎茸、昆布です)
33gの野菜を生鮮野菜の重さに戻すと、約280gになります。
1袋全部を1日で食べたとしても、1日の野菜摂取目標350gにも満たない量です。
それなのに、この一袋を7〜10日間もかけて食べたくらいで、
様々な心と体の変化を実感した人たちが
もう数え切れないほどいらっしゃるのです。
ウソみたいだけど現実の話です。

つまり、野菜の効果はその重さではわからないのです。
菌ちゃんげんきっこは腸内環境を同時に良くするので、
栄養の吸収率も大きく変わるでしょう。
そして、質が良ければ、重さは重要ではないのです。

今の野菜は、放っておくと、腐敗に傾くものが多く、
腐れやすい野菜は、たくさんとるほど身体に良くない可能性さえも考えられます。
たとえば大腸癌の抑制には食物繊維が重要ですが、
野菜をたくさん食べた人から、ほとんど食べてない人まで
4つのグループに分けて10年間追跡調査したところ、
大腸癌の発生に全く関係がないことが大々的な疫学調査でわかっています。
同様の結果はアメリカ合衆国でも報告されています。

食物繊維は腸内細菌を活性化させることがわかっているのに、
野菜をいくら食べても大腸癌に効果はなかったということは、
野菜には、食物繊維の発がん抑制効果と同じくらい
癌を促進する効果もあるのではないかと言うことです。

ということは、大腸癌以外の癌に対しては、
野菜を食べたほど、癌が増える可能性もあり得るということです。
そこまで野菜の質が低下した原因の一つは、
旬ではない野菜がたくさん売られているということと、
野菜が育つ土が変わったということでしょう。

つまり同じ野菜でも、その中に含まれる、抗酸化力、微量ミネラル
または、何らかの生命力に影響するものが、
土によって大きく違ってくるのではないでしょうか。

微生物は生物学用語で「分解者」と呼ばれていて、
要するに、地球上の生命の死を食べて新たな生を産む、
地球上の生命循環のポンプの役割を担っているとも言えます。
この微生物が土の中でケタ違いに増えることによって、
もしかしたら野菜の生命力もケタ違いに変わるものなのかもしれません。
これが、菌ちゃんげんきっこで
心と体が健康になる理由の一つなのかもしれません。

もっともっと菌ちゃんやさいを粉末にする取り組みが広がってほしいです。
そうなると、日本中が菌ちゃん野菜を育てるようになり、
日本の土壌は、あらゆる生命を支えている菌ちゃんたちでいっぱいになりますね。

<菌ちゃんのウネ作り屋さんが118名に!>

先月、4回目のウネ作り屋さん養成研修会が開催されました
菌ちゃん農法が、これからの未来をより良くするに違いないと確信した、熱い心の同志たちが
全国から菌ちゃんふぁーむに集まってきて、
みっちり実演と座学をして、最後に厳しいテスト問題を解いて、
晴れて新たにウネ作り屋さんとして加わりました。
現在、ウネ作り屋さんは日本全国でとうとう118名になりました!!
その名簿と詳細は https://kinchan.ocnk.net/page/13

すでに次から次に依頼が来て、予約がたまっている人もおられます。
よろしければご活用下さい。
体力的に高ウネ作りは難しいけど菌ちゃん野菜を育てたい人など、お勧めです。
戸建て住宅の小さな庭にも菌ちゃんウネは作れるんです。
毎朝野菜の生長を眺めて、好きなときに野菜を収穫出来ますね。
一度仕込んだら1年半は、途中追肥することも耕すことなく、連続して野菜が作れます。
菌ちゃんのエサの確保ができない人は、エサの運搬だけ頼むことも出来ますよ。

ブロックで50cm程度の枠を作ってその中でこの菌ちゃんの土づくりをしたら、
車椅子で横づけして野菜を植えられます。
だから老人ホームやリハビリ施設などでも、菌ちゃん野菜が育てられますよ。
そのような方々は、たっぷり時間をかけていっぱい愛情をそそぐことが出来るので、
普通の人が育てるよりも、もっと立派な野菜が育つ可能性が高いんです。
どこかがやり始めたら、その効果に驚いて急激に広がっていくかも!!!

もちろん、できる人はご自分でゆっくり菌ちゃんウネを作られるのが一番です。
そのために、「菌ちゃん野菜作り&菌ちゃん人間つくり」と言う本もありますし
「菌ちゃん野菜作りオンライン講座」もあります。
このオンライン講座を申し込むと
これまでの膨大なQ&Aがたまっているので、
質問に近いQ&AをAIが集めてきてくれます。
講座の詳細は、 https://lp.career-ark.co.jp/kin_course_all
一度購入すると、なんと年会費なしで、最新情報や改善点など毎年配信されますよ。