2024年10月

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今回のテーマは<菌ちゃんげんきっこをなぜ宣伝するのか?>です。

それはもちろん、菌ちゃんふぁーむとして収入が欲しいからでしょう・・
でも、それだけではないんです!

菌ちゃんげんきっこの開発のめどが立ったとき、
最初から、これは広がる、広まらないといけないと決めました

不定愁訴、産後うつ、統合失調症、更年期障害、アレルギー症状・・
症状はいっぱいあるけど、
それって、現代型の栄養失調症が根本原因かもしれないのに、
どうしたら良いのかわからなくて困っている大人の人をたくさん見てきました。
また、多動などで困っている子どもさんの食べているものを見たとき、
まずは食べものを変えるのが先決と確信しました。

だからといって、食改善を勧めても、食の効果に対して半信半疑で、
実践の意欲がわかない人をたくさん見てきて
歯がゆい思いをたくさんしてきました。

それであるとき急に、
とりあえず、今食べているものに加えられて、改善できるような、
発酵力と微量栄養素が濃縮したものを作ろうと思い立ったのです。

サプリメントではなく食品として、
困っている方々が試しに使えるように
誰でも買えるような、できるだけ低価格にしたい!
その開発のために講演の謝金を投資しようと決めました。

それで、できるだけ低コストで高品質になるよう、
最初から菌ちゃんげんきっこ用の菌ちゃん野菜を大量に植え、
大きな乾燥機を買い、
収穫や乾燥の方法なども改善を続けたんです。
スタッフのみんな、使った人の喜びの声を励みに
本当によく働いてくれました。
菌ちゃんふぁーむの菌ちゃんたちが、
菌ちゃんげんきっこを通して、みんなのおなかに定着し、
ますます元気にしてくれますように・・
そう願いながら作業するようになりました。

今では生産量が増え、様々な局面でコストが下がり、
この低価格で、ちゃんと収益が出せるまでになりました。

少し問題があるとしたら、
今現在、健康な人が、買ってくださる割合が多くて、
それはとてもありがたいのですが、
やはり、本当に困っている人にも一度使ってみて欲しいのです。
使ってみることで、
私たちの体は食べもので毎日作り替えられていて、
食べもので、心や体の動きが大きく変わってくることを実感して欲しいのです。

それで、周りの困っている人に勧めたり、一緒に買ってくれる優しい方々のために、
菌ちゃんげんきっこ10個割引セットという、さらに安い設定を作りました。

どうか、多くの必要な方々に、菌ちゃんげんきっこが届いていきますように・・

購入はこちら https://kinchan.ocnk.net/product-list/1
自然物を使った無施肥の菌ちゃん農法は、
全国の事例を見て回ったり、また菌ちゃんふぁーむでの新たな経験を積み
年々少しずつ改良を重ねてきました。

オンラインの動画での講座でしたら一度購入されると、
翌年も翌々年も、最新の方法が動画で紹介されますが、
昔のYouTubeだけ見ても、現在の方法とはだいぶ違っているんです。
「菌ちゃん野菜作り&菌ちゃん人間つくり」や「菌ちゃん農法」の本も、
出版後にいくつか改善したところがあります。
改善情報は、そのつど下記HPの重要情報のページに掲載しますので、時々見て下さい
 https://kinchan.ocnk.net/page/2

全国各地の無肥料の菌ちゃんウネを見て回って、
特にこれが改善できていないことが多い、という点を以下に挙げますので確認して下さい。

□ウネが低い 
ウネの上部に菌ちゃんの食べものを乗せる前の段階で、溝からのウネの高さは45cm以上にします。ただし、畑がかなり急な斜面だったり、とても乾燥しやすい砂土の場合は、それほど高くする必要はありません。
それから有機物を乗せ、土を乗せ、マルチをかけた段階では、55cm程度になります。3か月経過した植える頃には少し低くなりますが、45cm以上になります。
以上のように高くなくても、秋冬野菜はうまく行くことも多いですが、夏野菜の梅雨時期など大雨が続くと途端に糸状菌が弱まり、野菜が肥料不足になったり弱くなります。
現在低すぎるウネを高くする方法はHPの重要情報の中のQ&Aをご覧下さい。

□重しを置く場所と距離がちがう
 ウネの肩付近に載せます。重しと重しの間の、重しのない部分の距離は20cm程度です。広すぎるとエサが乾きすぎて糸状菌が食べられません。

□土の重しが雨で流れて小さくなっている
 重しの下の黒マルチを少し破ってみて下さい。晴天が続いていても土が湿っていれば、その重さでもOKです。雨で流れやすい土の場合はポリ袋や黒色の土嚢に土を入れてから乗せてください。

□米ぬかや堆肥を入れている
 チッソ分をある程度含んでいるものを入れると、空中チッソを固定してくれる細菌が必要なくなるので定着してくれません。そうなると毎回堆肥等を入れないと育たなくなります。

□菌ちゃんのエサに、草だけ使っている。
ススキやセイタカアワダチソウくらい硬い草ならそれで大丈夫ですが、柔らかい草を使うと細菌類が食べます。糸状菌が食べない限り空中窒素を固定する菌は育ちません。草なら固くても柔らかくても、草専用のより簡単な土づくりがあります。詳細はHP重要情報のQ&Aをご覧下さい。

□ウネの上部に乗せた有機物を土と混ぜていない。
 混ぜなくても構いません。糸状菌は空気が好きなので最近まで混ぜない方法で説明していました。ただ、少し混ぜて有機物がやや下に潜っても、糸状菌の繁殖はそれほど遅くならないことがわかり、かえって干ばつ時には糸状菌が活動しやすくなり、何より植付の際、有機物をよけずにそのまま土を強く押して植付や種まきが出来るので、作業がとても楽になります。
45cmのウネに有機物を乗せ、その上に土を薄く乗せたら、ウネの上から深さで約20cm程度をスコップか爪ぐわでよく混ぜます。
有機物が大きめ等で混ぜにくい場合は、40㎝のウネに有機物を乗せ、その上に土を乗せてその土を有機物の間の余白に落とし込んでください。
ただし、有機物が固い草の場合は混ぜると細菌類が食べやすくなるので、従来通り混ぜないで下さい。


以上詳しくは菌ちゃんふぁーむHPの「重要情報」のQ&Aの中で説明してあります。
今回は化学肥料の液肥について

化学肥料と言っても、窒素N,リン酸P、カリKそのものを化学的に合成することは出来ません。
多くは天然鉱石から精製したものです。
ただ、窒素は天然鉱石から取り出していると、やがて底をつくため、
現在は空中の窒素に水素(天然ガス由来)を反応させて作っています(ほぼ全量輸入)

それに対して、木など自然物を使った菌ちゃんの土づくりでは、
空中の窒素を微生物の力で、植物が吸える窒素肥料に変えています。
ということは、天然ガスを使うのか、微生物の力を使うのか
という大きな違いがありますが、
空中窒素から作っている点においてはどちらも同じです。
つまり、化学肥料自体が何か有害というわけではありません。

ただ、菌ちゃんの土づくりの場合、
使われる自然物はもともと健康な生命体だったのですから、
ミネラルなど、生命に必要な全ての成分を当然含んでいますが、
化学肥料の場合は特定の成分だけしか含まないので、
使いすぎるとミネラルバランスが崩れ、病害虫が発生しやすくなります。

そして何よりも、化学肥料を微生物は食べられないので、使いすぎると、
菌ちゃん野菜のパワーの源泉である、一番大切な「微生物」さんが、
土の中で増えてくれないのです!!

そんなわけで菌ちゃんふぁーむでは化学肥料は基本的には使いませんが、
化学肥料自体が悪いものではないのです。


これまで土づくりは5年かそれ以上かかると言われていました。
それはその通りなのですが、
菌ちゃん農法だとたった3か月で、(土づくりは未完成なのに)、
菌糸と野菜の根(苗またはタネから発芽した根)が直接つながることで、
元気な野菜が育ってしまうという、すごいことがおきるようになりました。

ただ、やはり3か月では、まだ菌ちゃんが土全体に増えているわけではなく、
そのため、野菜のタネや苗を植えたとき、
たまたま菌糸が近くにいたら、菌糸と野菜がつながって、野菜はグングン育つのですが、
菌糸が近くにいなかった場合、ほとんど育たないのです。

そこで、菌糸が野菜の根まで到達するのを待つのではなく、
根のほうも伸ばせば、速くつながることができると考えました。
そのためには野菜自体に一時的に肥料を与えたらいいわけです。
つまり、すぐに肥料が効いて、かつすぐに消費されてしまった方が、
菌ちゃんが働きやすくなります。
それには、化学肥料主体の液体肥料が一番良いのです。
それで、このたび、植付の時だけ使用する液肥として、
化学肥料を小分けすることにしました。

以上、菌ちゃんふぁーむで化学肥料を小分けして販売開始した理由を書きましたが、
これはひとつの考えです。
化学肥料は一切使わないと決めて、有機肥料で液肥を作って使う人も素晴らしいし、
そもそも液肥なんて使わないで育てる人もおられるわけです。

化学肥料があったからこそ、多くの人類の食糧が供給できたわけで、
今現在、慣行農法で栽培している人は、
人々みんなが生きるための食糧をまかなってくれている大切な方々です。
ただ、もうそろそろ、自然の循環の原理に沿った食糧を生産する人の割合が増えていかないと、
地球環境は限界に近づいている気がします。
でも、農業で生計を立てている方々は、そう簡単には転換できません。
だからまずは、とびきり元気で病害虫に強く、
なによりもはっきりと味に違いのある菌ちゃん野菜作りが
市民の方々の間でどんどん広がっていくことで、
やがて、自然の循環に沿った農業に切り替える農家が増えてくると思うのです。
そして、みなさまの実践と発信によって、実際その通りになりつつあるので、
本当にありがたく、ありがたく、ワクワクしています。

★植付の時だけ使う液肥 購入はこちら
https://kinchan.ocnk.net/product-list/7