たねはどうする?

「種はどんなものを入手したらいいですか?」
講演会でよく出る質問です。

菌ちゃん農法の場合、市販の種や苗で、特に問題なく育ちます。
でもせっかくなので、次のことも考慮してほしいです。

1.食糧危機への対応を考えるとき、何が問題かと言えばやはり肥料です。
菌ちゃん農法なら、今厄介者になっている竹や木から肥料ができるので、痛快です。
そうすると、あとは種の問題です。
はたして来年も種は売っているのだろうか?
気候変動や戦争などで、もしかしたら種不足になる可能性も低くはありません。
その時に備えて、日本の種苗会社がこれからもしっかり種を作り続けられるよう、
日本の種苗会社が作っている種を買ってください。
大きいところで「サカタ」や「タキイ」がありますが、
どちらも外国資本に取られていない、日本の会社です。


2.種って、毎年同じ所で育てると、その土や気候にだんだん適応して育ちやすくなります。
そのことを「順化」と言います。
つまり自分で種を取って翌年その種を植えることで、より元気な野菜が育つわけです。
何よりこれで循環が完結し、自分で取った種で育てるので愛着もひとしお!
ますます野菜作りが楽しくなるでしょう。

豆類、スイカ、カボチャ、トマト、きゅうり、オクラ、ニンジン、大根、小松菜などは
初心者でも簡単にタネ取りできますよ。
どの親株を選ぶかとか、外から花粉が来ないようにするとか
初心者ではやや難しいですが、
それで育ちにくくなったり、ばらつきがひどくなったら、また種苗店から買えばいいわけです。

タネ取りする場合、交配種(F1)の種は使えません。
固定種、在来種のたねを購入して下さい
購入先のお勧めは自然農法国際研究開発センターです。
こちらから購入できます⇒ https://shizentane.jp/

ここなら、無肥料で育ちやすい野菜を選抜していますし
なにより、日本国内で選抜、採種しているんです。
国産の種をどんどん作ってくれたら、いざという時安心ですね。

種の値段は高めですが、その野菜の種を自分でとってまいて良いのですから、
断然安いと言えます
また、ここは交配種(F1)も販売しています。
やはり雑種強勢を利用して作った種が、収量が上がったり、使いやすい場合があるからです。
詳しい説明は避けますが、
ここで販売している交配種は雄性不稔系統を使っていないことがわかりました。
開花時におしべを手作業でとることで交配種を作っているので、
自分で種取りできないということ以外に問題がありません。
また、野菜苗セットも売られていました。
購入は自然農法国際研究開発センターのたね 
https://www.infrc.or.jp/seeds/

以下でも、自家採種できるタネを中心に取り扱っています。
光郷城畑懐 https://kougousei-hafuu.jimdo.com/
鶴頸種苗流通プロモーション https://kakukei-seeds.amebaownd.com/
たねの森 http://www.tanenomori.org/