農業改良普及員の夢

(株)菌ちゃんふぁーむ、NPO大地といのちの会 吉田俊道です。

長崎県の農業改良普及員をやめて農家に新規参入し、もう29年目になりました。

そのころいろんなことがあって、

県の公務員のままでは、自分の理想の普及員にはなれない。

また、理想的な農業を広げたいなら、

まず自分が実際にやって経営的に成功しないといけないのでは!

そう思うようになりました。

 

幸い、妻が仕事しているので、家族は当面は何とか食べていける。

農家に知り合いも多い。

俺がやらずに誰がやれるというんだ!

県職員をやめた一番の理由は、農業が好きで自分でやりたかったからですが、

もう一つの理由として、本当にそう思えたんです。

 

だから、県をやめて農家になってからも、1年間くらいは、

農業改良普及員の仕事をしている夢がよく出てきてました。

 夢の中で

同僚「あれ、なんでおまえがここにいるの?普及員やめたんじゃなかったの?」

僕「それがさあ、県知事からもう一回やってくれって頼まれたんで・・」

夢から覚めて、「俺はよっぽど農業改良普及員の仕事が好きだったんだなあ」と思ったものです。

・・・

・・あれから29年!

先日、群馬県の農業改良普及センター主催で、

菌ちゃんのウネ作り実践研修会の講師として招かれました。

つまり、群馬県の農業改良普及員と一緒に、普及員の仕事をしたんです。

夢が現実になったみたいで、

長い道のりだったけど、こんな日が来たんだなあ・・・

なんだかとてもうれしくて、

普及センターの事務所で、下記の記念写真も撮っていただきました。

まだ道半ばですが、わくわくと歩いて行く元氣をいただきました。

群馬県のみなさま、本当にありがとうございました。