北村茶園　和紅茶　リーフ５０ｇ

以下、北村製茶さまより和紅茶の説明をいただきました。

(1)「紅茶づくりのきっかけ」　　茶の加工技術の研究中に当園の茶葉で紅茶やウーロン茶が作れるのか

確認したく平成１４年に鹿児島にある農林水産省の野菜茶業研究所を訪れ講義と加工技術を受けに行きました。

(2)「べにふうきとの出会い」　　日本初の紅茶品種の「べにふうき」があり　その機能の研究の中　　　　

で花粉やハウスダストによる不快感を減少させる茶葉であるとの資料を見つけ、

その苗が欲しく長崎県や農業改良普及センターに問い合わせてみましたが、

幻の茶の木で取り寄せは不可能とのことでした。

　しかし研究所に伺ったときに「べにふうき」の苗を見つけ、またご対応いただいた

のがその苗の研究を続けられていた、武田先生でした。

今までの思いを告げるとその苗を譲っていただき、

平成１５年に畑を開墾、平成１６年に「べにふうき」を植え付け、

その際武田先生はわざわざ当園に来ていただき育成法や紅茶の加工をご指導いただきました。

それからもこの茶の特性や新しい技術もご指導に見えられました。

(3)「今後の研究、課題」　和紅茶は武田先生だけでなく　

そのお弟子さんや長崎の茶業研究所、工業技術センタ、農業改良普及センターの

皆さんと試行錯誤しながら研究分析を行い、ストレートで飲め紅茶の栽培やブレンド法を作ってまいりました。

今後は茶を趣向品としてだけでなく機能性を高めたものを開発してまいります。

健康に良いとされているお茶ですが、チッソ肥料を多用するため、害虫が発生しやすく

そのため農薬の使用量が多く、日本の農薬基準値を満たしていても、ヨーロッパには残量オーバーで輸出できないのが実情です。

幸い、菌ちゃんふぁーむの近くに昭和44年から無農薬有機栽培でお茶栽培を続け、全国的に有名な北村製茶さんがおられます。

無農薬のお茶があれば一緒に買いたいという要望におこたえして、ここからでも購入できるようになりました。

無農薬有機栽培の、生命力あふれる自然なお茶の味を堪能下さい。